次の日の朝も、シャルディーは静かにご飯を食べ、そして自分の部屋で読書に耽った。

そうしている間も、時折彼女の頭を

「もし、もしパパが本当に今日いるのなら・・・。」

そういう疑問が掠める。

ありえない、と自分でその都度打ち消しながら時は流れていった。


気がつけば、周りは読んだ本が数冊散らばり、日が傾きかけていた。

その時シルバーはシャドウからの電話を受けていた。

「そう・・・。じゃあ、シルバーには私からいっておくわ。」

電話を切り、シルバーはシャルディーの部屋に向けていった。本人に向かっては、とても言えない。

「パパ、今日も遅くなるんだって・・・。」

シャルディーはさして気に留めなかった。ほらやっぱり、という意地悪い考えが頭に浮かんだだけだった。



夜となり、日ごろと違いあたりは活気付いてきた。家族連れの姿がどんどんと見え始める。

電話が鳴った。シルバーは、料理をする手をやめ受話器をとった。

「はい。・・・え、本当?分かった、こっちも準備しておくから。」

受話器を置くと、シルバーは着替えた。

「ちょっと出かけてくるから・・・。」

勝手にすれば、とシャルディーは小さく言った。自分でも驚くほど、いらいらしていた。



それから二十分ほどして、シャルディーは周りの空気が変わったことを感じた。

「これは・・・!?」

カオスコントロール。
そう思ったとき、ドアが開いた。たっていたのは、シャドウだった。