「何が大丈夫よ!ひどい・・・ひどい怪我してるじゃない・・・!」

普段見ないシルバーの強い態度に、シャドウはいささか狼狽したようである。

「シルバー・・・。」

「何で、されるがままにしてたのよ?」

「君を・・・。傷つけたくなかった・・・。」

「でも、シャドウが・・・。」

「シルバー、君は、僕にとって・・・んだ。」

「え?」

「大切なんだ。」

シャドウの思いがけない、しかしうれしい言葉にシルバーはこう返した。

「・・・私も。」




この後、一週間の休養をとったシャドウとシルバーはその間、甘い、静かなときを過ごしたようである。

大切な人同士で。