シルバーが眠ったところで、再び話し合いが始められた。
「・・・てことは、まずやつの事を調べなくちゃいけないな。」
「ええ。それだけのメカがどうやって集まったのか、そして目的がなんなのか・・・。」
「・・・目的か。」
ダンガーが小さくつぶやいた。
「そうそう、お前の目的ってやつも見つけなくちゃな。」
「・・・でどうやってやるの?」
「そりゃあ・・・。う~ん。」
「・・・ソニック、ドクターはカオスエメラルドを狙っているはずだよな。」
「そうだけど・・・。シャドウ、なんか考えがあるのか?」
「ここには三つもカオスエメラルドがある・・・。僕、ダンガー、そしてシルバーのやつだ。」
「・・・なるほど、エッグマンは必ずやって来るてことか。」
うっそうと茂った密林。その地下に、巨大な空間があった。
そこで、一人の男がほくそ笑んでいた。エッグマンである。
「ふっふっふ、これは好都合じゃ。三つのカオスエメラルドが一度にあるとはな・・・。しっかし、このメカ軍団はすごいのお。いったい誰がつくったんじゃろ
うか・・・?」
彼は、後ろを見回して言う。
「これだけの戦力とあの古文書に書いてあったものがあれば、世界征服など造作もないわい。・・・ひとつ気になるのは、このメカたちを一瞬で倒したあのハリ
ネズミじゃが・・・。まあよい。いざ、出撃じゃ!って、パスワードはなんだったけ・・・。そうじゃ、E・A・R・T・Hっと。」
そういうと、エッグマンはカオスエメラルドのある場所・・・。すなわちテイルス宅へと出発した。
その中で、かれはふと思った。
「・・・あのパスワード、どういう意味じゃろう?」