「他愛のないやつらだったが・・・。」
「えっと・・・。今のを聞いて分かるとおり、ダンガーの戦闘力は半端じゃないわ。」
「ああ、俺はこの目で見たんだからな。ここら一帯にいたエッグマンのロボット軍団を一瞬で壊滅させやがったんだ・・・。」
「ここら一帯!?」
「・・・おしゃべりはここまでよ。ダンガー、あなたには軍に来てもらわなくてはいけないわ。」
「それは出来ない・・・。俺は、自分が何をすべきなのか見極めるつもりでいる・・・。」
ダンガーは即答した。
「・・・戦っても勝ち目はなさそうね。かといって、このままにはしておけないし・・・。」
ルージュがそこまでいったところで、ソニックは気づいた。
「なあ、ナックルズ。何でエッグマンがここに来たんだ?」
「ああ!わすれてたぜ!!」
そういい、ナックルズは事のあらましを説明した。
「あの中年男、今度はなに考えてんだか?・・・ってそうじゃない、ダンガーはどうしよっか?」
「じゃあ、ソニックと一緒にいれば?」
そこまで黙っていた、というかのけ者にされていたテイルスがいった。
「そうしようかしら?じゃあ、政府のほうには何とか言っとくわ。」
「よろしくな、ダンガー。」
「・・・。」
「そう不機嫌になるなって。そうだ、ちょっとはしらねえか?」
そういうなり、ソニックは駆け出した。ダンガーも黙ってそれに続く。
「へ、ついてきてるのか。やるじゃ・・・。」
「お前はその程度か?」
「何?」
「本当の走りを見せてやる。」
そういうなり、ダンガーは目にも留まらぬスピードであっという間に島全体を一周した。