「何か知ってるのか、お前!」

「・・・あんまり詳しくはいっちゃいけないんだけど・・・。あんた達ならある程度大丈夫か。そいつは、政府が行方を探っている究極生命体よ。しかも、つい さっきから。」

「究極生命体?シャドウの他にもいたのか!?」

「・・・シャドウ?」

ダンガーがぽつりと言う。

「・・・50年前、ジェラルドによって作られた究極生命体・・・。」

「だから、てめえは何で色々と知ってんだよ!!」

「俺にも、わからん。」

「はあ!?」

「・・・話を続けていいかしら?」

「あ、ああ。」

再びルージュが話し始める。

「世紀の天才科学者といわれたジェラルド・・・。でも、それに負けないくらいの天才科学者がいたの。」

「え、それじゃあ僕達が何で知らないの?」

テイルスが口を挟む。

「そう、それよ・・・。名前はもうどこにも残ってない。どんな記録にもね。それは、彼が人類を滅ぼそうとしたから。もっとも、理由は分かってないんだけど ね・・・。」

「人類をって・・・。」

「その人がついさっき死んだわ・・・。そして、その死の直前に地球に送ったのが・・・。」

「俺だ。」

「そう、このダンガーよ。その目的は、今だ不明。だから、見つけ次第捕獲しろと命令が出て・・・。」

「ストップ!!」

ソニックがルージュに歩み寄る。

「お前達はどこからこの情報を手に入れたんだ?」

「アークよ。そこでダンガーは作られていた・・・。だけど、それが最後の最後でばれて、軍に踏み込まれたの。ただ、その部隊は全滅。その後いった部隊が、 この情報を持ち帰った。映像とかと一緒にね。」

「ちょっとまて、全滅って・・・。」

「俺がやった。」

「なにぃ!?」