「ダンガー、何してんだ?」

満天の星の下、ソニックはダンガーに近づいていった。

「・・・俺の生まれた目的を、な。俺は作られたもの・・・。ならば何らかの意図があったはずなのだがな・・・。」

「・・・まあ、難しいことは今考えんなよ。そのうち思い出すって。あ、そこらへん走ってこないか?いやな時には走るのが一番!」

「・・・じゃあ、置いていこうか。」

そういってダンガーは駆け出していった。

「あ、抜け駆けはずるいぞ!!」



翌日。

「あのジジイ、もうあきらめたってことは・・・。」

「ないわね。」

ルージュはきっぱりと否定する。

「一度決めると意固地になるタイプだしね。」

テイルスも相槌を打つ。それに続いて、ダンガーがつぶやく。

「・・・噂をすれば、だ。」

「は?」

「来たぞ。・・・かなりな。」

「へぇ!?」

素っ頓狂な声を出して外に出たテイルスは、周りがぎっしりとメカで埋まっているのを目にする。



「ダンガーはおるかぁぁぁぁぁぁぁぁァ!!」

エッグマンの天にも届けといわんばかりの絶叫に答えて、ダンガーは外に出た。そして。

「・・・ここにいるが?」

エッグマンが後ろを見やると、そこにたっていた。

「貴様が生まれた目的を教えてやろうか?」

「・・・何?」

ダンガーの表情が微妙に変わる。