「テイルス、エッグマンきそうか?」
「まだだよ。」
話し合いが終わってから既に二時間。一同はめいめいに好きなことをし、小休止を取っていた。
その時、テイルスの尻尾が大きく動いた。
「南西の方向に、巨大戦艦たちを確認!きっとエッグマンだよ!」
「OK!で、南西ってどっちだ?」
「あっち!!!」
ソニックの若干の疑問も解決し、一同は来るであろう敵に備えた。
「者共!かぁかれぇぇい!!」
空から次々とロボット達が舞い降りてくる。ここまで来ると壮大な眺めだ、とシャドウは思ったりした。
「おらああ!!」
「はあああああ!!」
ソニックたちは、ものすごい速さで目かを撃破していく。
しかし、所詮は多勢に無勢。だんだんと疲労の色が濃くなってきた。
「ち、ダンガー何とかなんねえか!?」
「・・・無理だ。こんなところでトルネードインパクトを使えば辺りまで破壊してしまう・・・。」
「へ、あれトルネードインパクトって言うの?」
「・・・斜め後ろだ。」
「おっと!」
洪水のように出てくる敵たちに、ダンガーも痺れを切らした。
「・・・たたく。」
「What?」
返事をせずに、ダンガーはカオスコントロールでいずこかへと消え去った。
「しつこいやつらめ・・・。ま、こっちはカオスエメラルドが手に入ればいいんじゃ、のんびりやろう。」
エッグマンは艦内で文字通りのんびりしていた。刹那、轟音が響く。
「どわぁ!」
いすから転げ落ちたエッグマンは、あわてて状況を確認した。
「な、侵入者?これは・・・。あの黒いハリネズミか!?なぜじゃ!」
再び轟音が轟く。
「むぅ!いかん、艦が沈む?馬鹿な、あれほどの耐久力を持った艦が!・・・やつはいったい!?」
方法の体で、エッグマンは逃げ去っていった。