「えと・・・二人とも気を失った後、体が入れ替わったんだね?」

「ああ。」

ソニック・・・もといシャドウがこたえる。

「多分、なんかの拍子に魂か意識かなんかが吹っ飛んでいれかわっちゃったんだと思うよ。」

「なるほど。」

「どうしたら直るか、考えてみるね。二人はちょっと外へ出てて。」



さて、外に出た二人は。

「イヤー、にしてもおまえ、力ものすごいんだな?」

「貴様が鍛えてないだけだ。」

「んだとぉっ!?」

ソニックがシリアスなのは似合わない、と会話を聞いていたテイルスは思った。

「じゃあ・・・。」

「あまり遠くにはいくなよ?」

「お、分かってんじゃん。」

「単細胞の君の考えることぐらい分かる。」

「Yes?誰が単細胞だって?」

「君だ。」

「・・・わすれんなよ、今力勝負したら俺が勝つんだからな?OK?」

ルージュは、シャドウの英語は似合わない、と思った。

シャドウは、しまったと言う顔をしてお茶を濁した。



ソニックが走り去った後、シャドウも軽く走ろうとしていた。しかし、思うようにいかない。いつものくせで、ムーンウォーク状態である。

「・・・ち、鍛えてないのはこっちも同じか。」

舌打ちをした後、どっかとその場に座り込んだ。

「・・・暇だな。」