「ほえええええ?」

話を聞いたテイルスは目が「?」の嵐になっている。

「だから!」

「僕達の目が覚めたら!」

「こんなことになってたんだっつーの!!」

「そ、ソニックの一人称が僕~?シャドウがぶっきらぼう~!?」

なんだかんだいってテイルスは八歳である。理解できないのも無理は無い。

「きつねちゃーん、シャドウがきてないかしら?」

玄関からルージュの声が響く。
彼女ならわかっってくれるはず。そう思った二人は玄関へ突撃した。

「きゃあああああ!!」

がす、ごき、ばきと耳を覆いたくなるような音が響きわたった。



「・・・で、結局二人の人格が入れかわっちゃったわけね?」

二人は激しく首を振る。

「なるほどねー。口調や走り方がへんだったのはそのせいか~。」

テイルスの得心が行ったところで、ソニックとシャドウは同時に尋ねる。

「「で、どうすれば」」
「僕」
「俺」
「「は直る!!」」

「・・・さあ?」

「「「役立たず!!」」」

ルージュも加わっての大合唱が響いた。