「さて・・・。遅いな。」

そうつぶやいたのはソニック・・・いやその体をしたシャドウである。

「そろそろ来てもいいはずなんだが・・・。」

シャドウのほうはソニックとは違い落ち着いたものである。もちろん、ものすごく驚きはしたが。

そのとき、風の音が変わった。

「来たか?」



「・・・やっぱりぃぃぃぃ!!」

「何がやっぱりだ?」

「俺の体返せ!!」

「僕だって好きでやってるんじゃない!返せと言われて返せるなら苦労はしない!!」

傍から見ればとんちんかんな会話は、彼らにとっては非常に重要な意味を持っている。

そんな問答がひとしきり続いた後、ソニックは尋ねた。

「・・・どうしよっかねえ?」

「とりあえず・・・。テイルスのところにでもいくか?」

「・・・そうすっか。」