終わりなき世界の中を

僕たちは彷徨っている

終わりなき世界の中を

僕たちは走ってゆく





「・・・。」

シャドウは、草原の上にたたずんでいた。

五十年前生まれ、そして目覚めて。

様々なことをしてきた。けれど、それらに意味はあったのだろうか?

なにやら自分が、とてもちっぽけな存在に思えてくる。

どこまでも続いていくこのときの流れの中で、自分はいったいなんなのだろう?