気がつけば周りは地面に埋まったもの、吹き飛ばされて感電したもの、閉じ込められたものなどが大勢いた。

そしてさいごは・・・。

「はい、魚だぞ~。」

ビッグである。シンプルな鯖の塩焼きとご飯であった。

「うーむ、なんかしょぼい気もするが・・・。」

口に入れた瞬間、エッグマンは目の色を変えた。

「こ、これは!シンプルな中に奥行きがあり、魚のうまみを極限まで引き出している・・・。さらに、(以下略)・・・これは、魚を知り尽くしたものにしか出 来ない料理じゃ!!」

そういうことで、優勝はビッグとなった。彼が望んだものは、

「足音がならない靴とカエル君とずっと一緒にいれるような機械がほしいなぁ。」

ということであった。(魚釣りに足音は禁物である。)

ちなみにエッグマンの怒りに触れたものはエッグマンが上機嫌で去ってからエスピオが救出したということである。



~数時間後~



人気(ひとけ)が無くなった会場で、ソニックは目覚めた。

「う・・・。もう終わっちゃたのかな?だとすりゃ、万々歳なんだが。」

「ソニック~、離さないわよ~!」

「な、何でエミー!?」

「あ、起きちゃった?ならもう一回・・・。」

「アァァァァァァァディオォォォォォォォォス!!」

壁をぶち破り、気をなぎ倒し、ソニックは駆けていった。