「さぁて、どんな料理があるのかのお?」
最初はエスピオである。
「これで、どうか。」
と言い取り出したのは豆ほどの粒。
「なんじゃ、これは?」
「我ら忍者が任務を遂行する時に携帯する食料・・・。通称、忍者食。一粒に薬、スタミナなど任務に必要なものが入っている。」
ぱく。それでおしまい。
「・・・これで料理とはいえんわぁぁぁ!!」
「さらば!!」
危険を感じたエスピオは、いずこかへと隠れた。一名、失格。
続いて、チャーミー。
「はい、どーぞ。」
握らせたのはねちょねちょする団子である。
「今度はなんじゃ?」
「どろだんごだよー♪」
がしゃん。オリの中に入れられた。
「うわーん、だしてよー!」
一名、失格。
「次はナックルズ、貴様じゃ!」
「ほれ。」
差し出したのは、何の変哲も無いオムライスである。
「ふむふむ・・・。なかなかうまいのお。ところで、何か普通とは違うものが入っているようじゃが・・・。」
「ミミズ。掘ってとってきた。」
確かに、ナックルズの場所には大穴が開いている。
「!"#ERGHNJK$%&'()P`*?!!」
言葉にならない悲鳴を上げつつエッグマンはもぐらたたき君でナックルズを地面にめり込ませた。
その後も珍品、迷品が度々飛び出す。ナックルズのように明らかに嫌がらせであったり、先のチャーミーやエスピオのようにまじめにやってエッグマンの怒りに
触れたものもあった。
まともなものの中には、ルージュの和風の朝食、エミーが作ってそのままおいておいた絶品スープ、(スープだけだが)などがあり、まじめにやったものにはク
リームの砂糖と塩を間違えたソフトクリームなどがあった。