「ではルールを説明しよう。そこらいったいに冷蔵庫がある。また地下に暗室もある。大抵の食材はそろっているので、何でも望む料理を作ってくれ。わしを満 足させられたら優勝じゃ!!」

「(あんたが望んでるだけでしょうが)」

そっとルージュはつぶやいた。



「さて、始めますか・・・。」

ソニック始め、殆どは慣れた手つきで料理を始める。皆一人暮らしである。家事には慣れているのだ。

「ソニックゥ~。」

「げ、エミーもいたのか?」

「うふふ・・・。ちょっと味見してほしいの。」

その手にはスープの椀が握られている。断ってめんどくさくなるのも御免なのでちゃちゃっとしてやることにした。

「・・・ん。結構うまいじゃねえか、エミー!?」

「だって将来はソニックのお嫁さんに・・・。あらやだ!」



確かに美味しかった。だが、エミーがただ味見をさせるはずが無い。それをソニックは忘れていた。

しばらくして、ソニックは強烈な睡魔に襲われた。

「Oh、ちょっと眠すぎるぜ。一眠りするくらい、いいだろう・・・。・・・ぐぅ。」

眠ったソニックを見たエミーは、料理をする手を止めて駆け寄ってきた。

「うふふ・・・。効いてるみたいね。」

その手には、導入剤(強烈な睡眠薬)が握られていた。

「もう逃がさないわよ、ソニック♪。」

二名、脱落。